京都の伝統産業は、いま大きな課題に直面しています。後継者がいない。市場が縮小している。このままでは未来に残らないものがたくさんある。
だから私たちは、新規事業の立ち上げやM&Aによる企業承継を通じて課題を抱える企業を再生し、未来へつなぐことに挑んでいます。意識改革を促し、ビジネスの再構築を支援し、若者と京都の接点を再構築する。
もちろん、古い慣習や価値観を変えるのは簡単ではありません。それでも対話を重ね、ときに難しい判断をしながら、未来へつなぐための歩みを止めません。
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魔除けとして親しまれる鍾馗(しょうき)、食器やインテリア、大阪万博で使用された京瓦タイル。これらは京の屋根を支えてきた瓦づくりの技術を承継し、伝統を守りつつも時代を超えて、現代の暮らしに溶け込む新しい形です。
20代の頃から「京都を盛り上げたい」という思いで事業を続けてきました。その中で気づいたのは、文化や伝統に根ざした取り組みこそが地域に喜ばれ、未来へ残せるということです。だからこそ、歴史ある企業を承継し、浅田製瓦工場をはじめとする伝統工芸の再生に力を注いでいます。
私たちの強みは「伝統を未来に残すための再生力」です。M&Aを通じて企業を承継し、現代に合った形へと再生することで、伝統工芸や地域の事業を次の世代へとつなげています。
その力を支えているのは、現状に満足せず課題を解決し続ける姿勢。子どもたちの未来を思い描き、誇れる行動をする姿勢。そして、一人ひとりが「自分の行動が未来をつくる」という意識を持つことです。
さらに、多様な事業で培った経験を横断的に活かす柔軟さ。そして「京都を盛り上げたい」「未来に残したい」という想いを共有する仲間の存在。