家紋とは

家紋

家紋とは、自らの出自(家系・血統・家柄・地位)を表すために平安時代頃より用いられてきた紋章を家紋といいます。

文字の読み書きができる人口が少なかった時代には、苗字が読めなくても一目で見分けることが可能な家紋は、 苗字に変わるものとして衣服や調度品、門扉、墓所などといった生活の一部として多く取り入れられていました。

現在、日本には241種、5116紋以上の家紋があるとされており、ほぼ全ての家に一つ以上の家紋があり、 家紋の図案には花や植物、動物、天体・地理・気象、調度品や武器、文字に幾何学模様など色々あり、見ているだけでも楽しめます。

自分の家紋が解らない場合は下記のような手順で調べてみましょう!

  1. 両親や祖父母に確認する。
  2. 着物、袱紗などで確認する。
    (女性用着物の場合は女紋の可能性もあります。また袱紗や風呂敷の場合は裏表に注意してください)
  3. 仏壇、墓石などで確認する。
  4. 親戚や、檀家になっているお寺やゆかりのある神社に確認する。
家紋の種類 代表的な図案
花紋 朝顔・梅・沢瀉(おもだか)・杜若(かきつばた)・桔梗・菊・桜・鉄線(てっせん)・撫子・藤・牡丹・蘭・龍謄(りんどう)・連翹(れんぎょう)
植物紋 葵・麻・銀杏(いちょう)・稲・楓・梶・柏・片喰(かたばみ)・桐・杉・竹・橘・お茶の実・丁子・蔦(つた)・梨・ 南天・萩・芭蕉・柊・瓢箪・松・茗荷(みょうが)・桃
動物紋 板屋貝・兎・蟹・亀・鳥・雁金(かりがね)・鷹の羽・千鳥・蝶・角・鶴・鳩
天体・地理・気象紋 稲妻・月・星・波・太陽・山・雪
器物紋 赤鳥・庵・錨・井桁・石畳・市松・井筒・団扇・烏帽子・扇・垣・鍵・笠・かせぎ・釜敷き・鐶(かん)・祇園守り・杵・杏葉(ぎょうよう)・釘抜き・轡(くつわ)・久留子(くるす)・鍬形(くわがた)・軍配団扇・剣・源氏車・五徳(ごとく)・琴柱(ことじ)・独楽(こま)・駒・算木(さんぎ)・地紙(じがみ)・七宝・蛇の目・鈴・州浜(すはま)・銭・宝結び・玉・団子・千切り(21)・槌(つち)・鼓(つづみ)・鳥居・熨斗(のし)・羽子板・鋏(はさみ)・袋・舟・文(ふみ)・分銅(ふんどう)・幣(へい))・瓶子(へいし)・帆・枡・餅・矢・輪鼓(りゅうご)・輪宝(りんぽう)・蝋燭(ろうそく)・綿
文様・図案紋 梅鉢・鱗・角・唐花・亀甲(きっこう)・直違(すじかい)・巴・花菱・引両(ひきりょう)・菱・卍・村濃(むらご) ・目結(めゆい)・文字・木瓜(もっこう)・輪・輪違い
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